本事業で寒冷地における断熱、省エネルギー対策として、木造軸組み工法における柱-壁パネル間隙間の1㎜目標値は十分確保できることがわかった。道内では、年度内竣工までの屋外工事期間が限られており、この短期間内での中大規模施設には、CLTを活用した軸組工法が有効であり、中大規模木造施設の場合、合板などを濡らさない対策費用の面からも、工事スピードが上がることは、様々な工事費・経費削減にもつながる。また作業人員が限られてくる中で、木造中大規模施設拡大につながることが示せた。
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