本建物では、CLTを用いて梁や桁のない大空間を実現した。また、マザーボードから屋根パネルを切り出し、残った端材を階段や家具、サインとして活用することにより歩留まりの向上を行なった。本屋根システムは、強度実験と施工性の検証を実施することで強度データとともに実物件での施工が可能であることを確認した。施工を通じて、支保工の精度が重要であることや、CLT 同士の結合は流通品を用いて行うことでコスト合理性をもったシステムとして、他物件でも転用可能であることを示した。
©2021 木構造振興株式会社/公益財団法人日本住宅・木材技術センター